このはなさくや図鑑 〜美しい日本の桜〜

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種名または品種、栽培品種名
Cerasus ‘Yaemiyama-zakura’
ヤエミヤマザクラ
八重深山桜・松前八重深山桜

 展葉した葉の中で目立たない花が咲く。開花当初の花は花弁の先にピンク色が残る。
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総状花序
花床筒は鐘形
萼片は広卵状三角形

<花の色>
 白色「9501」
<花弁の枚数>
 15枚〜25枚
<花の形>
 八重咲き 中輪
<花の時期>表記のない場合は近畿基準
 5月上旬〜中旬 北海道松前町基準
<特徴・来歴>
 (♀ミヤマザクラ × ♂ゴザノマニオイ)
 浅利政俊氏によって、昭和39年、ミヤマザクラとゴザノマニオイの交配によって誕生した実生選抜種です。
 元となった「ミヤマザクラ」は、原始的な桜に分類され、桜属中においても一般の桜との類縁関係が最も遠いものと推測されています。
 このヤエミヤマザクラはミヤマザクラが他の桜と交雑する可能性をあることを示唆する大変重要な園芸品種であり学術的にも貴重なものと思われます。


<成立に関係しているサクラ(種)>
C.jamasakura
C.sargentii
C.leveilleana
C.speciosa
C.itosakura
C.incisa
C.apetala
C.companulata
C.maximowiczii
C.pseudocerasus
C.avium
不明


文・撮影:藤原 このはなさくや図鑑〜美しい日本の桜〜第2集-P114

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