このはなさくや図鑑 〜美しい日本の桜〜

桜の名前から ↑

種名または品種、栽培品種名
Cerasus serrulata ‘Fasciculata’
イトククリ
糸 括

毬状に咲く花は、糸でくくりあげたようにまとまって見える。美しい桜。
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花床筒は開いた筒状鐘形
萼片は長三角形

<花の色>
 淡紅色「9502」
<花弁の枚数>
 10枚〜15枚
<花の形>
 八重咲き 大輪
<花の時期>表記のない場合は近畿基準
 4月中旬
<特徴・来歴>
 荒川堤由来、縁の品種です。花弁の外側の色が濃いです。古くから様々な桜の文献に紹介され、怡顔斎桜品(1575年)にも記載されていることから、少なくとも江戸時代には広く普及していたものと思われます。小花柄がながく花は束状に下向きに咲くのでその名がついたと推測されます。
 ※エド系の品種


<成立に関係しているサクラ(種)>
C.jamasakura
C.sargentii
C.leveilleana
C.speciosa
C.itosakura
C.incisa
C.apetala
C.companulata
C.maximowiczii
C.pseudocerasus
C.avium
不明


文・撮影:藤原 このはなさくや図鑑〜美しい日本の桜〜第1集-P31

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