高知市全域に「避難勧告」
その時おじさんは

2014年8月10日

今月3日午前10時47分、携帯にエリアメールが届きました。1日から降り続く大雨で高知市災害対策本部が発信した「避難勧告」です。これまでは避難勧告や避難指示が出されたことをテレビのテロップやニュースで見ても、直接は関係ないことだと思っていました。それが自分の住んでいる場所に出されたのです。初めての経験でした。

テレビでは「高知市全域 162,088世帯 337,508人に避難勧告」とテロップが流れています。その勧告は真剣にとらえなければならないと思いますが、まず浮かんだのは33万人が避難したらどうなるだろうということでした。

小中学校や公民館などが避難先になるのですが、仮に100カ所に平均して避難するとしたら1カ所に3,300人です。それは全員が避難した場合で、3割が避難したとしても1,000人になります。車で避難する人が多ければ道路も渋滞するでしょうし、避難先の駐車場も大混雑でしょう。公民館に1,000人が避難することは無理な話です。

そんなことを思いながら自分たちはどうすべきかを考えました。我が家は今後予想される南海地震の津波でも浸水を免れる場所にあります。今朝のニュースでは標高200m以上にある四万十町では、四万十川と支流の吉見川の合流点付近で浸水被害が出たと報じていました。

津波では浸水しない場所でも川が氾濫すれば洪水に襲われます。我が家の近くには小川がありますが、我が家はその小川沿いの土地よりも2mくらい高い場所にあります。小川が流れ込む本流までは距離があり、土地もずっと下っていってますので、浸水の心配はないと思っています。

また裏手には小さな山がありますが、これも多少の距離はありますので、万一土砂崩れが起こっても直接の影響はないと思います。そのようなことから家で安全が保てると判断し、様子を見ることにしました。

空振りを恐れず、早めに避難勧告や避難指示を出すことは大事なことだと思います。しかし今回のように避難の必要がない人までが対象になるとその効果が薄れるのではないかと思いました。

それならどうしたらいいかをおじさんなりに考えてみましたので、次回にそれを書きます。

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