緊急地震速報を活かすために

2011年7月10日

数日前にNHKテレビで緊急地震速報が流れました。東日本大震災直後は頻繁に流れ、4月以降もよく流れていました。少し慣れっこになっていて「またか」と思う程度でいたのですが、今回は震源が和歌山県だったので少し緊張感を持ちました。

その時は座ってコーヒーを飲んでいたのですが、一応身構えていると引き戸が小さくカタカタと鳴ったのです。それですぐにその部屋の中で一番安全だと思う場所に移動しました。その後でもう少し大きな音でまた引き戸が鳴ったのです。しかし揺れはほとんど感じませんでした。

その後のテレビの放送では高知市も震度3と出ていました。緊急地震速報が出されて多少なりとも揺れがあったのは今回が初めてです。初めての経験で思ったことは、速報が出てから実際の揺れがくるまでには気持ちの上である程度の余裕があるということです。

震源がすぐ近くだと速報から揺れまでの時間はもっと短くなるとのことですが、わずか数秒でもいいので、地震が来ることを事前に知るのは身を守るためには有効だと感じました。同時にすぐに場所を移動しなかったことを反省しました。

ただ、緊急地震速報については、誤報もかなりあるようです(緊急地震速報、的中3割に低下「誤報と思わず身構えて」 asahi.com 2011年3月21日")。それでも用心に越したことはありません。地震が来ると思ってこない場合は「来なくて良かった」と思えばいいだけなのですから。

以前は家に帰ると携帯電話の電源を切り玄関に置いていました。家にいるときは固定電話があるので、携帯の電源を切っていても自分には支障がなかったのです。でも去年機種を変えてからはいつも近くに置くようにしています。今は食事などで部屋を移動するときも持って動きます。それは新しくした携帯に緊急地震速報の機能が付いているからです。

テレビやラジオはいつも電源を入れているわけではないので、電源が入っていないときは緊急地震速報を知ることができません。

また、テレビやラジオでは自分の地域には影響のない速報まで流れていますが、携帯だと自分の今いる場所に関係のある速報だけが送られてくるとのことです(ただし通話中などは受信できないこともあるようで、例えばauの「緊急地震速報のページの『緊急地震速報』受信に際してのご注意」では「通話中は緊急地震速報を受信できません。また、E/Cメール送受信中やEZwebなどの通信中は、緊急地震速報を受信できない場合があります。」と書かれています)

家の中でも携帯を持ち歩くのは嫌なのですが、一般の家庭ではもっとも手軽に速報を知ることのできる手段だと思うので、しかたないですね。

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