先日、吹奏楽講習会の懇親会に参加した時のことです。居酒屋だったのですが、座敷に低いイスというちょっと変わった雰囲気の部屋でした。40〜50名くらいの参加だったようですが、講習会が長引いたせいもあってか、開始時刻の少し前に着いてもまだ10人くらいしかいませんでした。
会費を払って席に着くと開催県である徳島の役員さんが「コートを掛けましょうか」と気遣ってくれました。壁には何着かコートが掛かっています。おじさんは「ありがとうございます。これに包みますから。」と断って、いつものように風呂敷に包みました。そして邪魔にならないように奥の隅に持って行くとバッグが2つと風呂敷包みが1つ置いてありました。
宴会場で自分以外の風呂敷包みを見たのはこれが2回目です。「あー、Mさんのだな。」とすぐに思いました。実は一月ほど前に同じく吹奏楽の役員会があり、その夜の懇親会で見たのが初めてです。その時にMさんが「この前○○さん(おじさんのこと)が使っているのを見て、これは良いと思ってすぐに買いに行きました。」と話してくれたのです。
もちろん、Mさんの風呂敷の中身もコートです。Mさんは徳島県の役員なので、四国の大会や会議等の後で一緒に飲んだ時におじさんの風呂敷を見たのだと思います。当然おじさんのことですから「それは何ですか」とか「どうして風呂敷を使うのですか」とか聞かれたときに、「風呂敷の季節」<2008年10月31日>に書いてある「効能」を一生懸命話したのでしょう。
そのことから考えるとMさんの言う「この前」というのは1年ほど前のことだと思います。それから使っているとのことですので、実際に使ってみて風呂敷の良さをわかってくれたのだと思います。
懇親会がお開きになり、取りあえず風呂敷包みを持ったまま外に出ると、懇親会の参加者でまだ一度も話したことのない若い女性からも「何が入っているのですか」と聞かれました。これまでも同じような質問をよくされたのですが、今回はおじさんとMさんの二人が持っていたので、より関心を持たれたようで、他の人からも質問されましたし、「M先生も持っていますよ。」と話している声も聞こえてきました。
今回のタイトルは「風呂敷仲間が増えました」と書きかけて「・・・できました」と直したのですが、「・・・増えました」と書ける日もそう遠くないと・・・思いたいですね。