2月11日に仁淀村(現仁淀川町)の秋葉まつりに行ってきました。テレビなどでもよく紹介されるし、「練り」の行列の写真を飾っているのもよく見かけていて、ずっと前から行きたいと思っていたのです。
おばさんが少しは調べていたのですが、おじさんはほとんど何も知らないまま向かいました。一番心配だったのは駐車場です。山間の小さな地域にかなりの人が集まると聞いていたので、そんな場所があるのかと思っていました。
高知市から1時間半ほどで国道33号線を左折し山道に入ります。前後の5、6台もみんな左折しました。おじさんは、「練り」の出発地となる岩屋神社を過ぎてもう少し行った臨時の駐車場に駐めてそこから歩いて登りました。
岩屋神社と最終の秋葉神社の中間ぐらいに道の駅のような場所があり、バスの駐車場になっていました。その前は2車線の道路で、その1車線を駐車場にしていましたので、そこに駐めた方が楽でしたが、歩いてもそれほど苦にはならない距離でした。
もう一つの心配は、食べることでしたが、その中間地点には少ししか店がありませんでした。「練り」が来るまでに時間があったので、秋葉神社まで登りました。坂道も結構きつかったのですが、最後の階段が長く感じました。
階段下に出店が並んでいたのですが、「いり餅」の店以外は他所から来たプロの出店でした。おじさん達の楽しみは、その土地の人達が作ったものを食べることです。それも冷凍のものをただ焼くだけではなく、お寿司やおでんなど、手作りのものを食べたいのです。山菜料理など、その土地独特のものであれば最高です。
だから、今回は「いり餅」だけを食べて、後は祭りをじっくりと楽しむことにしました。
秋葉神社から中間地点まで降りて「練り」を待ちました。12時を過ぎた頃に「練り」の行列が見えてきました。お目当ての「鳥毛ひねり」をどこでやるのか、どこで見るのがいいかなど全く知らなかったのですが、行列も「鳥毛ひねり」もまあまあの位置で見ることができました。
鳥毛を投げ合う場面はもちろんですが、その前後の若者の踊りというか仕草がとても印象的でした。時間としては祭り全体の半分も見ていないのですが、とても素晴らしい祭りだと感心しました。また、こんな小さな村(今は町ですが)で、これだけの祭りが続いていることに驚きと羨望の念を抱きました。
駐車場に降りると、最初に案内してくれたお年寄りが続けて駐車場の整理をしていました。華やかな舞台の裏で、寒さをしのぎながらお世話してくれている地域の方々に感謝しながら家路につきました。