先日テレビを見ていて、これを食べたいという丼がありました。NHKの「列島縦断 鉄道縦断12000キロの旅 〜最長片道切符でゆく42日〜」の再放送で、関口知宏が食べていた丼です。その名は「勝手丼」。釧路の市場での様子でしたが、ごはんだけが入った丼を持って市場の中の店を回るのです。そこで、ウニやイクラ、ホタテなど好きなネタをのせて自分の好みの海鮮丼を作るというものです。関口知宏は10品ほどのせていたようでした。
これをみていて、おばさんと二人で「食べに行きたい。」と言ってしまいました。そして、「一度に10品も選んでいたら、ごはんが冷えるし、ネタも温もるよね。だったらミニ丼に2〜3品をのせて、それを何回か食べるのがいいね。もちろん一杯やりながら。」などと、すっかりその気になっていたのです。
そんな豪華な丼とは対照的な丼を紹介します。例のごとく、おばさんが料理本などから探して作ってくれたものです。その名は「タマネギのうま煮どんぶり」(朝日新聞? 「プロの一品」 野崎洋光)。牛油で玉ねぎを炒め、すき焼き風に味付けをしてご飯にのせ、のりをふりかけるだけなのですが、これがなかなか美味しいのです。
牛肉の香りが玉ねぎのうまみを引き出しご飯によくなじむのだと思います。牛肉がないからこそ、玉ねぎのうまみが生きるのでしょうね。牛油はただで貰えるか、買っても高くて数十円でしょう。あとは玉ねぎだけなので非常に経済的です。何しろこの丼の作者、が「貧乏どんぶり」とも呼ぶそうですから。一度試してみませんか。