先日、勤めている中学校の地域の文化祭がありました。地域ぐるみで教育を考える部会でも何かのコーナーを受け持つということで「昔遊び」のコーナーを提案し、「けん玉」「独楽」「めんこ」「お手玉」「竹細工」を準備することになりました。当日は、「おはじき」「ビー玉「」シャボン玉」「百連発の鉄砲(と言うのでしょうか)」なども事務局が準備してくれていました。
午前中は舞台発表などがあり、昼から店開きです。おじさんは「独楽」の担当をすることになっていたので、会場に行く前に民芸店で買っておいた独楽をで試してみたのですが、うまくヒモが巻けず10回ほどやって、2回ぐらいしか回せませんでした。子どもの頃にはいくつかの技もできていたのに、どうしたのでしょうか。
展示を見て、軽く食事をしてから「昔遊びコーナー」に行ってみると、予定の時間よりは早かったのですが、中学生の男子が独楽やけん玉で遊んでいました。交通整理をしていた老人会の方が縦に回してヒモにかける技に挑戦していました。成功はしなかったのですが、なかなかの手さばきでした。中学生のほとんどはうまく回せてなかったのですが、一人だけ上手な子がいました。
おじさんも独楽を手に取り何度か試すうちにわかってきました。ヒモの巻き方が問題です。上の心棒に引っかけた後の、下の心棒に巻く最初が肝心なのです。最初の2,3回は重なってもいいからきつく巻くとうまく回せました(正しくはないのかもしれませんが)。
何度かやっているうちに「つばめがえし」(「こままわしの技」 日本独楽博物館のHP)と言うようですが、投げた独楽を直接、投げた手に乗せることもできるようになりました。でも独楽がうまく戻らず、独楽を追いかける状態でした。それを見ていた上手に回していた中学生が「ヒモを引いて戻したらいい」と教えてくれ、それで「ああそうか」と気が付きました。
それでも、手に乗った時の独楽が傾くのですぐに手から落ちてしまいます。投げる角度や高さを変えてみて、やっとまっすぐに手に乗せることができるようになりました。
昔遊びコーナーでは、子どもよりも大人に遊んでもらい、それを子どもに見て欲しいという思いがあったのですが、この日はけん玉や独楽をお父さん達も楽しんでいましたし、おばあさんが上手にお手玉を操って見せてくれたりと、大人もしっかり楽しんでいました。一番楽しんでいたのはおじさんだったかもしれません。