左前をなくすための提案

2002年5月27日

前回(と言っても一月前になるのですが)道後温泉で左前に浴衣を着ていた二人の女性のことを書きましたが、その時に思った解決策らしきことを書いてみます。勝手な想像ですが、私が見た二人の女性のうちの一人が浴衣を着ようとした時に、ふと「どちらを前にするんだったんだろう」と周りを見ると、すでに浴衣を着ている女性がいて、その人と同じように着たら左前だった、のではないかと思いました。それでも最初の女性は全く気にせずに着たのか、間違って覚えていたのかになりますが。

そこで提案というのは、脱衣場に何気なく、でも必要な人にはしっかりと目につくように着物の着方を表示してはどうだろうかということです。

着物の着方と言ってもどちらを前にするかをメインにして、着こなしのポイントなどもあれば、たまには着物を着るという人にも喜んでもらえるかもしれません。

私が行った日の道後温泉でも外国の女性が入浴しようとしていました。外国の女性に浴衣の着方を教えるためにも、また逆に外国の女性に笑われないためにも必要なことではにでしょうか。

ホテルなどでは、部屋に置いてある浴衣の上にそのような印刷物を置いておくという方法も考えられます。

そこまでする必要があるのか、と言う声も聞かれそうですが、現実に左前に着ている女性を見ると、相手から見て左の「おくみ」に「こちらは下」とかの文字を縫い込んで絶対に間違わないようにするという方法を考えたくなるほどです。

勝手な思いこみかもしれませんが、家にいる時は年中着物を着ているおじさんとしては、着物の文化を是非とも大事にして欲しいと思います。

← 前    目次    TOP    次 →