改めまして……
ここまで御付き合いくださって、ありがとうございました。
開始当初から読んでくださっていた方には、ほぼ丸４年に渡る連載。「完結後に纊め読み派」な読み手様には……何つーか、もう……（遠い目）
ともあれ、長期連載・終了時の長々後記です。
この話は「我が家の青らしからぬ、ヘタレ臭が薄い（←ここ重要）プリンスな青を書きたい」という一瞬の思い付きから書き始めたブツでした。
普段、何とな～く話の大枠を思い付いて、テキト～～～に書いていって、最後にそこそこ辻褄が合ってりゃオッケー、つーのがマイ妄想ブツの書き方。所謂「プロット」みたいなものは、勿論ナシ。
この話も、「白に雇われた必殺仕事人・赤が、味方ヅラして暗殺機会を狙っているうちプリンスの御人好しっぷりにほだされ、勿論プリンスは初っ端からカマーン・ベイベッｖ状態で（←）、結局は二人協力して白をブッ倒す」くらいのネタで、長くても３０話くらいで終わるだろうと見込んでました。
ところが、５～６話あたり書いてたときだったか、イキナリ現在の展開が降って沸いたという……。かなり細部まで組み上がった状態で閃いたのは初めての体験だったので、自分でもチト驚きました。その後は、脳内で完成済の話を形にしていった訳ですが、これまた初めての書き方だったためか、思うように文章に出来ず、えらい苦労したッス。
さすがにここまで長くなると、通して見直せばボコボコ穴が発見できそうですが、そこはもう割り切り。
更に以下、思い付く限りに思ひ出を振り返ってみる（笑）
■ 一番のトホホポイントは、やはりオリキャラを役職名で書いたこと。ただでさえパラレルだし、せめてオリキャラ臭は抑えたいと思ったんだけど、よくよく考えたら陰謀系の話に実働隊は不可欠でしたねー……。
どっかの回の後記でも呟きましたが、地の文に主語を入れると、その都度「騎士」の２字が出てくる鬱陶しさに（笑）
この話のためだけに新たに騎士キャラ用意するのも面倒で、いつもの面子を使った結果、主語を入れなくても口調で区別で出来る？って部分が生じた反面、あっという間にいつもの濃ゆい騎士団に……。途中で開き直って好き勝手に書きましたが、ホント無駄な試みだったわー（笑）
■ 一気に読めるオフ本とは違って、オン連載は話の進行に間が空くので、（自分のためにも）おさらい的記述を頻繁に入れました。これを全部抜けば、２話分くらいはスリム化させられた気が。
■ ３０個以上ある「ＩＮＴＥＲＶＡＬ」回ですが……当初は、「抜き取っても話の筋には支障ない回」を置くために設けました。（グランマイヤー様の晩酌回なんぞあるし・笑）
が、途中から「いきなり出てくると？？？な過去回想」とか「一話分に満たない文量だけど、前後の回にはくっつけたくない」とか「何だかとにかく分けたい」（←）といった用途が主流に……。
んな訳で、厳密には「繋ぎ回」じゃなくなってる状態ですが、そこは見過ごしてやってください。
■ 普段あまり書く機会がないゲームキャラをゲスト出演させまくったので、楽しかったです。たった一つ残る悔いは、カーンを出せなかったこと。ヴァンパイア・ハンター。職業的に、どーにもツブシが効かなかった……（笑）
大道芸人（内輪受け）として出すのも困難で、涙を呑んで諦めました。無念ナリ。
■ 話の都合上、青と赤の年齢設定を下げましたが、他のキャラはゲーム設定まんま（か、少し下くらい？）のつもりで書いてました。例外はフリード・Ｙとルシアかな。青赤と同世代レベルまで下向調整してます。
オリキャラの年齢調整は……ミゲリンと赤の差が縮まった以外、ラストで御老人ズになってなけりゃ、それで良し。
■ 長々とパラレルってはみたものの、やっぱゲーム本編の世界観が好きなので、最後は出来るだけ修正に励んでみました。力が及ばなかった一例
→
グランマイヤー様は終幕後にもマチルダ在住、今後もしハイランド軍が攻めてきても首級は安泰。
■ 終盤、一話あたりの容量がどんどん増えて、ラスト回に至っちゃ、コピ本レベル域に。これはいったい……。
■ 全力で書き出し時の目標を遂げるべく頑張ったけど、最後の最後に青がヘタレたのは、それが我が家の基本で、（私の）無理が限界に達したからです（笑）
……と、際限なく沸いて出る（笑）ので、このあたりで。
途中、弱音を吐いてるところを目撃なさった方もおいでかと。その節は失礼致しました。改めて、コソっとお詫びを。
色々あったけど、何とかエンドマークまで辿り着けました。
番外編を幾つか予定していますので、宜しければ、こちらにも御付き合いいただけたらと思います。
ではでは、こんなところまで御読みくださり、感謝！でした。
長々後記、ルカ様風に締めさせていただきます。
私は!!!
私が思うまま、私が望むまま、オタクであったぞ!!!!!!!!!
───昇天。（ホタル乱舞）