北海道大沼町
大沼公園内の湖月橋を渡ると、高浜虚子が歩いたという「虚子の径」に出る。ここには「虚子の径」(きょしのみち)の碑がある。昭和14年5月、この場所にあった旅館「湖月」の二階で小句会が行われ、その際に虚子が湖畔を散策したことから「虚子の径」と名付けられた。虚子句碑は大沼公園駅近くの大沼婦人会館敷地内に建立されている。「駒ヶ嶽聳えてここに沼の春」
高浜虚子1874−1959 明治-昭和時代の俳人,小説家。明治7年2月22日生まれ。中学時代から正岡子規に師事。明治31年「ホトトギス」をひきつぐ。一時小説や写生文をかいたが大正2年俳句に復帰。客観写生,花鳥諷詠(ふうえい)をといて俳句の伝統擁護につとめた。昭和29年文化勲章受章。芸術院会員。昭和34年4月8日死去。85歳。愛媛県出身。旧姓は池内。本名は清。句集に「虚子句集」「五百句」,小説に「俳諧師」「柿二つ」など。
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