これから論文を書く若者のために
酒井 聡樹著 共立出版
税込み 2625 円(本体 2500円)
A5 判 256 頁
(ISBN 4-320-00564-3)
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プロジェクトX 舞い降りよベガルタ - 表紙にかけた男たちの闘い -
を読めば、この表紙を作り上げるまでの物語を知ることができます。表紙を飾っている若者たちのメンバー紹介はこちらです。
論文の書き方の説明は、
なぜ、ベガルタ仙台は強いのか:勝利を呼ぶ牛タン定食仮説の検証
という架空の論文を題材に進められます。そのため、本のあちこちにベガルタ仙台の話が出てきます。たとえばこんな感じ。
この架空論文中(2010年のJリーグ終了後に書かれたという想定)における、ベガルタ仙台の説明部分(本書
p. 77 ):
ベガルタ仙台は、仙台市に本拠地をおく J リーグクラブである。2001
年のシーズンに J2 で二位となり、2002 年のシーズンから J1
で闘っている。2006 年に年間チャンピオンに初めて輝き、その後、2010
年のシーズンが終了した時点で、5
年連続チャンピオンとなっている。現在、日本代表選手が 9
人、ブラジル代表選手が 3 人在籍している。日本代表選手の内の 7
人は、2010 年のワールドカップで優勝したメンバーである。
文章理解の仕組みの説明部分(本書 p.
184)(これは、架空論文の一部ではありません。事実を述べた部分です):
ベガルタ仙台は本拠地で強い。サポーターの圧倒的な後押しがあるからだ。ベガルタ仙台の勝ち点の草刈り場は仙台スタジアムである。
コンサドーレ札幌・モンテディオ山形・大分トリ
ニータのことも出てくるので、Jリーグのサポーターが広く楽しむことができる内容となっています。
本書の索引には、「ベガルタ仙台」「コンサドーレ札
幌」「モンテディオ山形」「大分トリニータ」「仙台スタジアム」「札幌ドーム」「山形県総合運動公園陸上競技場」といった言葉が並んでいて、いった
い何の本なのかという根本的疑問を抱かせます。