★上総茂原藻原寺
茂原藻原寺に近世五重塔があったとされるも、現在その情報は全く未掌握。
「藻原山之図」
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「日蓮宗妙法華寺、妙本寺、本土寺、藻原寺の伽藍配置」丹羽博亨
(「日本建築学会計画系論文報告集」391号、昭和63年 所収)
「藻原山之図」:左図拡大図
藻原寺蔵、木版、寛政(1789-1800)年中
本堂、祖師堂が並び、祖師堂背後の壇上に五重塔がある。
「境内田畠堂塔伽藍間数」天保6年(1835)では
本堂:12間ニ14間4尺、組物三手先内極彩、破風造、向拝3間流破風
祖師堂:8間ニ9間、組物ニ手先、破風造、向拝2間流破風 とする。
※五重塔に関する情報は皆無です。 |
建治2年(1276)日蓮上人檀越・藻原城主斎藤兼綱(常在院日朝)の館に、日向が一宇を建立したのが始まりと云う。
開山は常在院日朝、日朝は下総多古妙光寺、下総中村妙光寺、下総嶋村妙光寺の開山と伝える。
妙光寺と号する。日向は身延山2世を継ぎ、この間身延・藻原は一主の形であった。
天正19年(1591)徳川家康朱印地30石を寄進、朱印状に長柄郡藻原寺とある為、藻原寺の寺号を用いると云う。
2007/10/12作成:2023/11/11更新:ホームページ、日本の塔婆、日蓮の正系
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