第3回発掘調査(1995年)

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調査図(1)の第1〜第5調査区(?)を発掘。
特に第3調査区(現状では稲田)では、室町時代に再興された坊後の中心部分を明瞭に検出。
この遺構は主殿造(寝殿造から書院造への過渡的なもの)の実例として極めて注目(中世では絵巻物でしか見ることが出来ない)される。
日本の住宅建築の変遷を考える上で極めて重要な発見と評価される。

 

◆↓第3調査区の現状(2000/3/11撮影)3kai1.jpg (21814 バイト)
 

◆↓第3調査区6トレンチ検出遺構略図
出典:宇治市教育委員会「現地説明会資料」11_6_.jpg (22577 バイト)

◆↓第3調査区発掘現場。中世の坊跡を検出。
出典:宇治文庫7「発掘ものがたり宇治」hakkutu2.jpg (29059 バイト)


◆↓発掘調査地点図 出典:宇治市教育委員会「現地説明会資料」
第1調査区:「閼伽井」の周辺調査です。 第2調査区:多くの柱穴を検出。
 第4調査区:顕著な遺構はなし。 第5調査区:蔵坊もしくは中坊と思われる遺構を検出。

発 掘 調 査 地 点 図

 

◆↓第3調査区遺構の復元想定図
 礎石建物1(古)は平安時代後期と推定される細長い建物が想定される。
 礎石建物2(新)は上記の後に建てられたと思われる坊跡で下記の「主殿造」の坊と推定される。
住宅建築の変遷を知る上で貴重な遺構といわれる。
出典:宇治市教育委員会「現地説明会資料」

11_4_.jpg (36442 バイト)

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