<鬼頭つぐる Live at 蕨 チョウゲン坊>

ゲスト:小林創、Zeal金子


鬼頭つぐる(Vo,G)
ゲスト:小林創(P)、Zeal金子(ウォッシュボード)


2008.4.23.(水) 鬼頭つぐる Live at 蕨 チョウゲン坊
ゲスト:小林創、Zeal金子

このライブがあることを知って、「一年振りかぁ」と感慨深く思いながら心の暦に○を付ける...

そう、鬼頭さんと小林さんの一年前の衝撃的なライブの再来なのでありますよ。
会社がイベントで早めに終わり、そそくさと蕨 チョウゲン坊へ。
30分前に蕨駅に着き、20歩ぐらい歩いて到着。(近いっていいなぁ)
チョウゲン坊は1月のフロミズワンダーズ以来です。

注文してしばらくすると鬼頭さん現る。
私は鬼頭さんにはちょっと前に恥ずかしい所を観られていたので、顔を見てビクついてしまい、それを見て笑われる。
気まずいような挨拶を交わし、食しながらライブを待つ。
すると知り合いの顔が次々と現れ、客席が埋まった頃にライブがスタート。

この日は2部構成です。
始まる前にこの日のゲスト、Zeal金子氏到着。
私の席の横で一緒にライブ観戦(?)です。
1stステージ始まりからピアノの小林さんが入り、オリジナル曲「午前6時のRagTime」から、「扉の向こう」、「川を越えてゆこうよ」と披露。
「川を越えてゆこうよ」の演奏は、小林さんの演奏でいつもより川幅が違う情景に感じられました。
曲が進むにつれ、拍手がどんどん大きくなっていく。
ここでジャズのカバー曲、「I'll See You In My Dream」を日本語を交えて披露。
間奏になってご機嫌な小林さんのピアノに手拍子がそこらじゅうから鳴り響く。
小林さんのピアノは誘うよね。

ここでウォッシュボードのZeal金子氏が呼ばれるが、私の横で一緒に魅入っていたために出足が遅れて早速鬼頭さんにイジられる(笑)
3人で、オリジナル曲、「悩みがないのはおいらの悩み」を演奏。
間奏でZeal金子氏の演奏に、拍手が起こり、みんなでサビを合唱。
そして「気の持ちようさ」。
小林氏のピアノにみんな体を左右に揺らしながら聴き、サビでZeal金子氏のコーラスに促されてお客さんも一緒に歌う。
ここでカバー、「手紙でも書こう(「I'm gonna sit right down and write myself a letter)」を何と鬼頭さんはギターを持たずに歌う。
いつもよりジャズテイストを色濃く鬼頭さんが歌い上げてくれました。
そしてギターを抱えた鬼頭さんはロック色強く「Just A Gigolo」を日本語を交えて披露。
小林さんも囃し立てるように一緒に「Gigolo,Gigolo」と参戦!!
お客さんも手拍子にコーラスと酔いが廻ったところで一部終了。
客席の方々で「かっこいいなぁ」とか「気持ちいいなぁ」と話し声が聞こえてくる。


2ndステージの前に、この日誕生日を迎えたお客さんに「Happy Birthday」をみんなで歌う。
鬼頭さんは「いくつになったの?」とちょっといじわる。

そして2ndステージです。
小林さんと2人で始めます。
オリジナル曲「Live In Paradise」、「Sweet Sue」、「六辻水辺公園」と軽快なギターピッキングとピアノの演奏に徐々に場の熱が帯びていく。
ここでまたまた鬼頭さんがギターを置いて「Georgia On My Mind」を小林さんのピアノだけで歌う。
これがかっこいいこと!!
歌に専念したことで、一層震わせてくれました。
いつも鬼頭さんのライブに駆けつけるお客さん(「ツグラー」と言ってます)には、垂涎の光景でした。
ここでZeal金子氏が加わり、「てーげー」をお客さんも一緒になって歌う。
ここからオリジナル曲で一気に汗かきモードです。
「ちゃらんぽらんでへっちゃら」、「Singer? Driver?」、「MONKEY STOMPIN'」とみんなで休みなく手拍子、歓声、熱唱、コール&レスポンスだ!!
お客さんがハモリ始めるんだから凄いでしょ!

「残業!残業!」と薦められ、「ツグツグ〜!」と黄色い声に戸惑いながら鬼頭さんはアンコールに。
まず、鬼頭さんがソロで「Happiness」を熱唱!!
そして新曲かな?ゆったりした曲調の「うちへ帰ろう」を小林さんと一緒に演奏してこの日のライブは終了。


その後、お客さんがライブの余韻を楽しんでいると、この日のライブで盛り上がって、曲の間奏でハープを吹いていた裕太郎さんが、お店に承諾を得て2曲演奏。(私としては二回目の出会いです)
お客さんに暖かく迎え入れられて、オリジナル曲とカントリーロードをオリジナル歌詞で披露してくれました。


お客さんは飲みにきた人と、ライブを観にきた人と半々。
ライブハウスといってもチョウゲン坊は普段はジャズのミュージシャンが演奏する場所。
難しいステージでもあるんだよね。
でも、いつもジャズを聴いているお客さん、飲みにきたお客さんも一緒に歌って汗かいてました(笑)
そして、どの曲も演奏が進むにつれて自然と場が盛り上がってくる、楽しいライブでした。

ピアノの小林さんは場の雰囲気を畳み掛けるようにどんどん盛り上げてくれたり、酔わせてくれたり。
そしてミュージシャンの音にどんどん反応して、後ろから押してくれるミュージシャンです。
HPを見るとほとんど休みなし。
一日に二場所掛け持ちなんて月に何度かあるぐらい周りから注目されている方です。

そして本業の皮職人をしながら、年間100本以上ライブをしているウォッシュボードのZeal金子氏。
Zeal氏のウォッシュボードのアタッチメント捌きは圧巻です。
あと右手の音の止め方のアクセントが気持ちいいのです。

鬼頭さんの歌をピアノの演奏で聴くことはほとんどないので、小林さんのピアノに色付けされた鬼頭さんの曲はまた格別なものでした。
そして鬼頭さんの違った一面と底力を見せ付けられた貴重なライブとなった一日。
これだからライブは楽しいんだ。


この日のライブハウス、チョウゲン坊は食事が旨い!!
お酒は飲めないのでわからないけれど、地酒が160種以上揃っているんだから飲む人にはたまらんでしょうね。

鬼頭つぐる氏のHPはこちら ⇒ 
小林創さんのHPはこちら
Zeal金子氏のBlogはこちら
チョウゲン坊のブログはこちら



鬼頭つぐる(Vo,G)
ゲスト:小林創(P)、VENN(ウォッシュボード)

鬼頭つぐる(G, Vo.)


小林創(P)




Zeal金子(ウォッシュボード)




これがZeal金子氏のアタッチメント捌きだ!!


ギターを置いて歌だけで勝負!!


小林さんのピアノ演奏にご機嫌な鬼頭さん


ソロで会場を駆け巡るZeal氏



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鬼頭さんのライブ終了後、飛び入りで歌う裕太郎さん


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