<伊太地山伝兵衛弦楽団 Live at さくら>

2006.12.16.(土) 伊太地山伝兵衛弦楽団 Live at さくら
弦楽団:里見紀子(Vln)
、佐藤桃子(Vln)、成谷仁志(Vla)、蒲谷克典(Cello)

この日は閉店するお店「さくら」のさよならライブ。

今までお店にご縁がない私がと思いながら他のスケジュールを組んでおりましたが、外出していながら早めに事を済ませて「さくら」に向かった。

いつ始まるか、場所も不明確にて探すのに苦労して行き着いたときにはもうライブが始まっていて、ドアを開けるとお客さんでびっしり。
それでも「どうぞ」の声にそそくさと入ってしまいました。

すると、普段ママさんが牛耳るカウンターの中に伝兵衛さんがいて、四方を弦のメンバーが取り囲むといった状況。
私の右隣には蒲谷さんがCelloを引いている状況です。
音が出された途端、もうびっくりである。

「何を」と問われても...
スピーカーから発するのは伝兵衛さんのアダマスギターのみで、伝兵衛さんの声、そして弦楽が生。
全体でも5メートルと離れていない中で演奏を聴いている状況なのである。

弦楽は身近で聴く事なんてなかなかないでしょ。
増してや普通のライブやコンサートでも、そんな状況はなかなかありません。

その音の渦が自分の中にどんどん取り込まれていくのですが、伝兵衛さんの歌と弦楽の生音の気持ちよさが凄い。
脳への血流が変わるのを感じたり、心の襞への伝わり方がいつもよりダイレクトに感じていました。

曲はいつも演奏しているものですが、曲順も覚えておりません。
もうこれ以上言うことありません。
非常に特別なライブでした。

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