<田ノ岡三郎 Live at BrightBrown>

(ゲスト:葛岡みち、とちもとくみこ)

田ノ岡三郎

2006.11.18.(土) 田ノ岡三郎 Live at BrightBrown
ゲスト:葛岡みち、とちもとくみこ

初冬を迎えるようなちょっと寒くなった日、休日出勤の帰る途中にアコーディオン弾きの田ノ岡三郎さんを観に中野BrightBrownへ。

ギリギリにライブハウスに入ったこともあり、オーダーを済ませると直ぐに演奏となりました。
見るとアコーディオンが変わっておりました。
演奏が始まると、フランスの風を感じるような音色が部屋の中にそよぎ、そして客席を練り歩きながら演奏。
ミュゼットの曲と「酒とバラの日々」を披露してくれた。
そして新曲「春の能力」を披露。
この時には既に外の寒さはどこかへ行ってしまっていた。

そしてこの日はリクエスト大会。
お客さんのリクエストの中から曲を演奏していきました。
シャンソンやミュゼット、ピアソラの「リベル・タンゴ」、とアコーディオンの代表曲のほか、歌謡曲(五木の子守唄)、ポップス(愛するデューク)、スタンダード(枯葉)などを披露。
途中、ゲストの葛岡みちさん、トチモトクミコさんが参加してオリジナル曲「アドリエンヌ」や葛岡さん、トチモトクミコさんのオリジナル曲も披露してくれました。
また、お客さんが田ノ岡氏とセッション。「A列車で行こう」を弾いてくれました。
まったりとした進行の中、最後に田ノ岡氏のアルバムにも収録されている「月の光」を演奏してこの日のライブは終了。

田ノ岡氏を知ったのは沢登秀信氏と東京フラワーズでの共演でした。
(当時は感情をストレートに出す、もっと荒々しい演奏でしたが...)
それから少しずつ田ノ岡氏のソロのライブハウスでの演奏を聴いてます。
沢登氏の歌に合わせる演奏も良いし、ソロも捨てがたい。
やっぱり両方を観に行くのがいいね。
最近また交流をしているようだし、沢登氏の歌での演奏も聴きたいところである。

新しいアコーディオンの音は一段と上品な音でした。
マイクなしの生音。
キーボードやボタンを押す音まで聴けてしまうほど至近距離で味わえる。
じっくりアコーディオンの音を味わいたい人には、リクエストもできて、まさにうってつけのライブです。

そしてBrightBrownでのライブは「田ノ岡三郎のアコーディオン室内楽」と題して、既に38回目である。
毎回田ノ岡氏と親交の深いミュージシャンをゲストに迎えての共演や、お客さんとのセッションもある。
アコーディオンの話、アコーディオンで有名な曲の話も聞くことができる。
お客さんの中にはアコーディオンを弾く方が多数来ていて親交を深めるには絶好なライブです。

また、来年にはアルバムも企画している。
どんどん貫禄が出ている田ノ岡氏、今後も楽しみです。

田ノ岡三郎さんのHPはこちら
BrightBrownのHPはこちら

 

田ノ岡三郎(Acc)


葛岡みちさんとの共演


この日はお客さんとの共演もありました。


トチモトクミコさんとの共演








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