『抱きたいカンケイ』(No Strings Attached)
監督 アイヴァン・ライトマン


ヤマのMixi日記 2011年09月15日17:26

 いかにも今どきの大胆極まりない台詞のオンパレードとは対照的に、露出の少ない画面作りという、昨今の女性仕様の人気作品のセオリーをきちんと踏まえた映画だろうと思っていたら、まさしくそのとおりの作品だったが、先ごろ観たばかりのキッズ・オールライトと対照をなす男のゲイ・カップルを親に持つ青年がアダム(アシュトン・カッチャー)の友人にいたのが目を惹いた。

 したいときが抱きどき抱かれどきってな調子で耽っているSEXよりも、アダムの懇願によって初めて試みた普通のデートのほうに、だんぜんエマ(ナタリー・ポートマン)がときめいている感じを出しているとこがミソなんだろうなー。


*コメント

2011年09月15日 22:28
(ミノさん)
したい時が抱かれどき抱き時って、なんか「ため」がないんですよね。

スパイスとしての抑圧がある方が欲望ってのは、ときめいたり
盛り上がったりするもんなんでしょうかねー


2011年09月15日 23:13
ヤマ(管理人)
この映画でのエマのときめきって、欲望充足の満足感というより
浮き立つ幸福感のほうを持ち上げている感じでしたから、
おっしゃるような“スパイスとしての抑圧”によって
欲望自体に調味が施されることには焦点を当ててなかったような気がします。

で、欲望充足の満足感に対しては、ビビることなく享受できるエマが
浮き立つような幸福感のほうにはビビっちゃうんですよね〜。
でも、ビビるからこその…ってな映画です(ふふ)。

編集採録 by ヤマ

'11. 9.15. 高知市文化プラザ(かるぽーと)大ホール



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