32 地鎮祭
身近な神事として地鎮祭があります。 地鎮祭の目的は、土木工事や建築などで工事を始める前に行い、その土地の神(氏神)を鎮め、土地を利用させてもらうことの許しを得る。あわせて、工事が安全に行われ対象物が永遠に平安堅固でありますようにとご加護を願うものです。 先般私も地鎮祭の機会があったので、「気」的に何がどうなっているのか検討します。 地鎮祭式次第 一、修祓祭壇や参列者様をお祓いして清める。 祓詞奏上 祓戸大神に祓詞を奏上する。 大麻祓い 大麻で神様の拠代となる神籬、神饌、玉串、そして参列者を祓い清める。 一、降神の儀 神籬に大地主大神、産土大神、氏神を招く。 降神詞奏上 神様を神籬にお招きする祝詞を奏上。 警蹕 「おー!」と警蹕を発する。神様が神籬に降りられる。 一、献饌 神様に神饌をお供え。 一、祝詞奏上 祝詞を奏上し、地鎮と工事の安全、そして施主様の繁栄を神様にご祈願。 一、四方祓い 敷地の四隅に切麻を撒き、敷地を祓い清める。米麻散米。 一、地鎮 穿初の儀 忌砂に忌鋤で穴を掘る。 施主 鍬入の儀 忌砂に忌鍬で穴を掘る。 工事関係者 一、玉串奉奠 玉串を奉って拝礼する。 神主、続いて施主、並びにご家族、工務店、その他関係者。 一、撤饌 神様にお供えした神饌を下る。 一、昇神の儀 神籬にお招きした大地主大神、産土大神、氏神に戻って頂く。 警蹕 「おー!」と警蹕を発声する。神様が神籬から離れます。 昇神詞奏上 神様にお戻り頂く祝詞を奏上。 一、直会 神様にお供えしたお神酒で乾杯します。 地鎮祭の祭壇の様子 中心の榊が神籬 祭壇の準備 神職の後方の砂山が忌砂 自分が願主なので祭典に際して写真は撮れませんでした。
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