UCHIDA作品
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渡辺 治美展 “Root
201666 日から618日(日休)
1130分〜1930分(最終日15時)
レセプション 610日 17

 

「太陽」は地球の大地に植物と動物を誕生させました。植物は太陽の光に向かって大地に根を張り、動物はその植物を栄養摂取し成長し子孫を残す。それは生を営む我々動物と植物が各々の役割のもとに地球という大地で繰り広げる共同的共存生活とも言えるのではないでしょうか。近年、石彫家渡辺治美氏は植物の根であり、また動物の生の源の意味でもある“root”と題する作品を制作しています。
渡辺氏が営むアトリエ・コスモスには小さな畑があり、そこで土をいじり、野菜を育てる事が、氏にとっての宇宙と繋がる行為であると語ります。
地球に根を張り養分を吸い上げ、蓄え、太陽に向けて茎を伸ばし成長し、花が咲き実をつけ、それを食べて人は命をつなぐ。野菜は太陽の恩恵を受けて育ち、命を守るエネルギーの源であり、地球で生きる命はたくましい根の脅威なる生命力によって繋がれているのだと意識を強め、渡辺氏は太陽に向けて茎を伸ばし成長する野菜を制作しました。時間という別の形で生を内包する素材「石」で表現される、植物に対する賛美とも受け取れる渡辺氏の作品は、金属と組み合わせることにより美しさを増した存在感のある氏独特の表現です。今展では大作を含めた新作を中心に発表いたします。皆様のお越しを心よりお待ちしております。


                    いりや画廊学芸員 園浦眞佐子


渡辺治美 略歴

1969年 女子美術短期大学造形科彫塑教室卒業
1970年 同学専攻科造形専攻彫塑修了   在学中より桑原巨守教授に師事
1970年 グループ「ホゾ展」(以後10回)
1971年 国展(東京都美術館 第81回展より国立新美術館)(以後毎年)
1980 「陽光」東京都国民年金こまばエミナース設置
1985年 第9回彫刻日動展(銀座日動画廊)('85'89
1985年 彫刻二人展(日本橋三越)
1988年 第4回昭和記念公園野外彫刻展(立川昭和記念公園)
同公園に「ユウウツの為のアダージョ」設置
1989年 国展彫刻部会友優作賞受賞
1993年 レリーフ「樹々のある風景」浜松市立高等学校設置
1994年 現代具象彫刻弥生会展(函館丸井今井)
1997年 現代女流作家彫刻展(銀座三越)
1999年 個展(ギャラリー青羅)
1999年 桑原巨守の世界-第3回教育と成果-展(渋川市中央公民館)
2000年 国画会彫刻部企画(京都青蓮院展)('03
2000年 100周年記念女子美教員作品展(東京セントラル美術館)
2001年 所沢航空公園さくら祭野外彫刻展
2001年 個展(日本橋三越)
2002年 国展彫刻部会員推挙
2002年 大理石胸像「さくら」女子美アートミュージアムに収蔵
2002年 個展(ギャラリーオカベ)(銀座)'05'07'09 ’12
2006年 国画会80周年記念ゆかりの作家たち展(銀座日動画廊)
2006年 国画会80周年記念彫刻in茨城展(つくば美術館)
2010年 個展(銀座gallery女子美)
2010年 女子美術大学創立110周年記念展-美の指導者たち-(上野の森美術館)
2011年 雨引の里と彫刻2011 (‘13・’15
2011年 ホゾ展-女子美術大学彫塑教育創成期のメンバーのよる-(日本橋三越)
2012年 桑原巨守と教え子たち展-韮崎大村美術館サテライトスペース企画-
(韮崎市民交流センターニコリ)
2013年 個展(メタルアートミュージアム光の谷)
2014年 退職教員記念展(女子美アートミュージアム)
2014年 With H,W,D女子美の石展