佐世保港監視・抗議行動速報45
佐世保原水協・佐世保市平和委員会

 11月17日(土)天気:曇りのち少し晴れる

06:51 弓張下から:港中央なし、立神港内に掃海艦パトリオットと救難艦セーフガードの姿。
前畑ゲート前:警備車が2台、二段構えで配置。機動隊1人たっている。台船4隻、いつもの配置。
07:10 前畑岸壁監視ポイントにつく。
赤崎岸壁に海洋測量艦ボーデイッチ
07:35 米軍小型ボート沖から平瀬に戻る。
07:42 海保巡視艇、沖から赤崎―SSK前―立神港前―立神桟橋前―平瀬港前を通って、沖へ。前畑付近で7時46分。海のうえは早いモノだわずか4分、5分でこれだけまわる。そんなにスピードを出しているようにも見えない。
07:46 掃海艇なおしま(684)が突如として顔を見せた。出航だ。
07:49 続いて、掃海艇おぎしま(666)があらわれる。同じ航跡をたどる。
07:52 続いて、掃海艇ひめしま(665)があらわれる。まったく同じ航跡。
07:55 立神桟橋各艦船甲板に乗組員たちが集まりはじめる。朝礼の準備だ。イージス艦こんごうはすでに始めているような整列のしかただ。イージス艦派遣断念で注目されるこんごうの朝礼は8時10分には終了した。
08:03 掃海艇一番艇が港口の方へ消えた。出航確認。(日米共同機雷掃海訓練のためだ)
同時刻、海保巡視艇ことざくらが沖から戻る。倉島へ。
08:06 米軍支援船2隻が平瀬から立神へ。
08:15 米軍支援船2隻が立神へ。
08:25 米軍小型ボートが平瀬からでる。
08:28 また米軍支援船1隻が立神へ。
08:35 2隻のFASが立神から平瀬に戻る。
09:00 監視終了。

午前9時00分時点の佐世保港にいる艦船の配置状況
港中央付近  
赤崎岸壁 海洋測量艦ボーデイッチ
立神港区 救難艦セーフガード、掃海艦パトリオット
海自立神桟橋 護衛艦やまぎり(152)、護衛艦さわぎり(157)、イージス艦こんごう(173)、護衛艦あさぎり(151)、護衛艦ゆうだち(103)、護衛艦さわかぜ(170)、イージス艦ちょうかい(176)、護衛艦あさかぜ(169)、補給艦さがみ(421)
倉島岸壁 護衛艦せんだい(232)、護衛艦とね(234)、護衛艦はるゆき(128)、護衛艦あさゆき(132)、護衛艦いそゆき(127)、輸送艇1号(2001)

抗議行動
基本計画閣議決定にともなうTV(KTN)の取材をうける。
13時から京町アーケードでの街頭宣伝行動。参戦阻止ビラN0.15を配布。社民党・平和センターが全県規模の集会・デモをおこなった。

メモ
日米共同機雷掃海訓練
実施期間:11月19日から30日まで。
場所:日向沖(宮崎県都南、川南町2キロ沖海域。340平方キロメートル。
参加部隊:海自掃海母艦、掃海艦、掃海艇28隻。航空機4機。隊員1400人。
米軍からは水中処分隊員5人(佐世保米海軍基地所属)
訓練の内容:訓練用の機雷を海域に敷設。それを排除する訓練。【山下千秋】

日本参戦を阻止するキャンペーンNo.15
政府 イージス艦派遣断念
反対世論の反映(成果)今度は戦争参加断念を

日米両政府の強い願いだったイージス艦派遣
 アメリカが日米軍事同盟の証(あかし)を日本に迫るものでもあり、日本政府がこれにこたえる政治的シンボルでもあった「イージス艦インド洋派遣」計画を、日本政府は断念しました。

ごまかしのきかない明白な集団的自衛権行使
 当然です。高性能の情報収集能力、打撃力を持つイージス艦派遣は、憲法の禁じた「集団的自衛権行使」そのものです。小泉政権ですら国民をごまかすことのできない戦争参加をひろく明らかにすることになるからです。政権与党内部からも強い批判が生じるほどのモノです。

国民世論が政治を動かす力です
 正論を通していけば、絶対多数で好き放題をやっている小泉政権タカ派政治に、「是正」させることができることを示した、国民世論の成果でもあります。無駄ではありません。あきらめてはいけません。「戦争してはいけない」「平和憲法は国民の宝だ。守りぬかなければ」あなたのその声を、あげること、それは署名でも、集会参加でも、小泉首相への手紙でもメールでも、とにかく意思表示することが、今求められています。後々に悔いを残さない行動をおこしましょう。
 小泉政権は、今日自衛隊派兵「基本計画」を閣議決定します。本格的報復戦争参加をさ 次の自衛隊派兵には、イージス艦も含めようとしています。今の報復戦争の実態からみて、どうして高性能をもつイージス艦が必要でしょうか。アメリカが出せといっているからその期待にこたえたいというだけです。日本と国民の運命をアメリカ任せにする小泉政権は、国を滅ぼす道ではないでしょうか。