佐世保港監視・抗議行動速報6
佐世保原水協・佐世保市平和委員会

 10月9日(火)天気ひどい雨

06:50 監視ポイントにつく。岸壁にはバイクで来ている魚釣り師が一人。
07:20 2人目の魚釣り師が車で来る。漁船の出入りのみ
07:35 砂置き場の作業がはじまる。同時刻ラッキータクシー到着。(報道関係者のこと)
07:45 海自ボート3人乗りが倉島から赤崎の方へ。さらにそれに続いて海自掃海艇3隻が相次いで出港。8時少し前より、テレビの取材陣が3組ほど到着。
07:58 護衛艦おおよど231)が出港。
08:00 立神桟橋よりラッパの音がひびいてくる。海自の朝礼。同じころ小型の作業艇らしきものがでてくる。
08:03 護衛艦せんだい232)出港。甲板上に10人ほど。
08:45 米小型ボートが立神から港口方面へ。
08:55 海保巡視艇、港口方面へ。
09:02 海自小型ボート4人乗りが港口方面へ。
09:04 大型クレーン車(全車体黄色)が弾薬庫ゲートからでてきて、食肉センター方面へ。
09:07 遠く弾薬庫中心部の所をこちらに向かって走行する「大型トラック」がいる。しばらくするとゲートをでて岸壁道路を通過した。「国際運輸」のトラック。前方には「丸のなかに火」の標識がある。しかし左右、後ろには何にもなかった。一体何なのだ。
09:31 支援船YT78YT69が出てきた。
以後視界も悪く、大きな動きはなかった。
10:30 本日の監視活動をうち切った。

午前10時30分時点の佐世保港にいる艦船の配置状況
港中央付近 弾薬輸送艦フリント
赤崎岸壁  
立神港区 揚陸艦ジュノー、ミサイル追尾艦インビンシブル、測量船ジョン・マクドネル
ドライドック 救難艦セーフガード
海自立神桟橋 護衛艦さわぎり157)、イージス艦こんごう173)、護衛艦くらま144)、補給艦はまな424)、補給艦さがみ421)、護衛艦ゆうだち103)、護衛艦あさぎり151)、護衛艦きりさめ104)、護衛艦さわかぜ170
倉島岸壁 護衛艦あさゆき132)、護衛艦じんつう230)、輸送艇1号2001
感想 この日は、西日本新聞の「自衛隊艦船4隻が出港」という記事が影響を与えた。まさかという気持ち。海自も誤報という。どうやら「最終的に政治の圧力でだめになり、福岡南部の版には修正記事が間に合わなかったらしい」。記事があったような動きがあったのは事実だろう。いかに「出動したい、させたい」という強い衝動があることがよくわかる。しかし、その根拠法律の国会審議が始まったばかりという状況ではとても無理な話である。小泉政権吹っ飛ぶだろう。一方ではアメリカが報復戦争開始した。すでに小泉は日の丸を見せるという「対米誓約」もかわしている。深刻なデイレンマに立ち至っていることに相違ない。【山下千秋】