ホームニュース一覧2022

基地のない平和な沖縄と日本を

沖縄県知事選挙の勝利をめざす市民のつどい

 8月7日、原水爆禁止世界大会の関連企画として「沖縄知事選勝利めざす市民のつどい」(日本平和委員会担当)がオンラインで開催され、全国から70人以上の参加がありました。中継用のスタジオを長崎県勤労福祉会館の会議室に設け、ながさき平和委員会が行っているジュゴンアクション用パネルやのぼり、ジュゴンのオブジェなどで飾りました。

 玉城デニー沖縄県知事のあいさつと伊波洋一参議院議員のメッセージ(ともに録画)に続いて、沖縄統一連事務局長の瀬長和男さんから、知事選をめぐる情勢と取り組みの訴えがありました。

 瀬長さんは第3の候補(元維新の下地幹郎氏)が出馬したことで表向きは保守が分裂して、デニー知事が有利になったと思う人が多いが実は、前回以上に厳しい選挙だと強調しました。下地氏は「辺野古の大浦湾側は埋め立てさせない」と主張して、デニー知事寄りの政策を打ち出すことで無党派層の票を割って当選させない狙いで立候補したのではないか。楽観視できる状況ではない。「今年は沖縄復帰50年。全国の連帯の力でデニー知事の再選を勝ち取り、基地のない平和な沖縄、日本国憲法の生きる平和な日本の第一歩にしていきたい」

 海外代表3人が参加し、沖縄のたたかいへの熱い思いを語りました。フィリピンのコラソン・ファブロスさん:「沖縄のたたかいにはいつも励まされている。常に努力して団結してたたかうことが選挙勝利につながる」。韓国のイ・ジュンキュさん:「沖縄の民衆のたたかいは、人間の基本的な生き方、平和的生存権のたたかいであり、日本の民主主義を問う歴史の過程だ。それは米中対立が顕在化するアジア・太平洋地域の平和と共存の要石になる」。ベルギーのルド・デ・ブラバンデルさん:「冷戦後のNATOはグローバル化が進み、そこでは新植民地主義、環境汚染、暴力をもたらし、多国籍企業の活動に利するようになった。軍国主義は民主主義を無視して進む。世界中で連帯して、平和運動、環境保護、民主主義を守る運動で連帯していこう。沖縄の次の50年は平和な島になるべきだ」。

 国内では、沖縄県の名護、宮古島から選挙情勢や取り組みの報告、また愛知、兵庫、東京、長崎からは連帯の表明などが語られました。

 つどいでは最後に、SNSでの発信・拡散、電話での支持拡大、沖縄県民への連帯・激励、統一連と各組織へのカンパ運動、寄せ書きなど激励グッズの送付など全国支援についての行動提起を行いました。

(2022年8月8日)