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ヒバクシャ国際署名50万筆突破!

県民の会が「感謝のつどい」

 9月9日、「ヒバクシャ国際署名」は県内目標である50万筆をついに突破しました。これを受けて「『ヒバクシャ国際署名』をすすめる長崎県民の会」は9月26日に長崎市の爆心地公園で「50万筆突破 感謝のつどい」を開催し、約100人が参加しました。ちょうど国連が定めた国際平和デー(9月21日)の週にもあたります。

 会場には、県民の会発足当初の呼びかけ人だった谷口稜曄さんら故人となられた4人の被爆者の顔写真が並んだ横断幕が掲げられました。

 県民の会共同代表で長崎県被爆者手帳友の会の朝長万左男会長があいさつし「毎月26日の署名活動は50回に達し、県内全ての市町村に広がる運動になった」と報告。亡くなった4人の代表の名前を呼びその功績をたたえ、「一緒に祝っていただきたい」と呼びかけました。

 田上冨久 長崎市長メッセージが篠崎桂子長崎原爆資料館館長より届けられ、代表賛同人として50万筆を喜び、被爆者が中心となって取り組まれている署名が後押しとなって核兵器禁止条約の一日も早く発効することを心から願うとの期待が表明されました。

 長崎県平和運動センター被爆者連絡協議会の川野浩一会長は「核兵器禁止条約に核廃絶を託したい。これからもみなさんと一緒にがんばっていきたい」と決意を語りました。

 原爆が投下された11 時2 分に全員で黙とうした後、5人の被爆者から核兵器廃絶への思いや今後の決意表明がありました。高校生平和大使からの連帯のあいさつも行われました。

 つどいでは、署名開始からこれまでの行動をふりかえり、核兵器のない世界をつくるためにさらなる努力を続けていく決意を述べたアピール文を拍手で採択しました。

 閉会あいさつを共同代表で長崎被災協の田中重光会長が行い、「政府に核兵器禁止条約への参加を迫ろう。参加しないのならば、禁止条約に参加する政府をつくろうではありませんか」と訴えました。

 核兵器禁止条約の発効要件となる50か国批准は10月中にも達成されると言われています。県民の会では達成報道のあった翌日の午後4時から「核兵器禁止条約批准50か国を祝い、核兵器廃絶を誓うつどい」を平和祈念像前で予定しています。

(2020年9月27日)