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米海兵隊の指導で訓練重ねる水陸機動団

 今年4月29日、相浦駐屯地で行われた水陸機動団創設1周年の記念行事で、水陸機動団が沖縄の米海兵隊と離島奪還の模擬演習を繰り広げたが、その前に両者が訓練を展開していたことが明らかとなった。また3月から4月にかけても沖縄のキャンプハンセン基地で海兵隊の肝いりで訓練を重ねており、水陸機動団は着々と海兵隊としての能力を身につけている。

 以下の写真や内容は、米国のDVIDS というサイトに米海兵隊員が投稿していたもの。DVIDS の役割は「世界中の軍事作戦をサポートするために配備されている米軍人と司令官にアクセスする報道機関に正確で信頼性のある情報源を提供する」こととある。平たく言えば米軍人が投稿する専用の写真SNS。

★4月24日~28日、キャンプ相浦で沖縄の第31海兵遠征部隊(31MEU)の地上戦闘部隊は水陸機動団の水陸両用作戦の訓練の指揮をした。1週間に渡る訓練は両者のより強靭な関係を築き、水陸機動団の創設1周年を記念するものとなった(写真上)。

★3月21日、水陸機動団がキャンプハンセンで31MEU兵站部隊を訪問し、その機能と能力説明を受ける。

★3月22日、水陸機動団が31MEU兵站部隊とプールでの身体訓練、負傷者の緊急治療・退避訓練などを実施。

★4月9日から31MEU地上戦闘部隊はハンセンで水陸機動団と迫撃砲などを使用した共同火器管制射撃訓練を実施。内容を理解し、ともに行動できるようになることが目的。コミュニケーションは英語で訓練は通常の形式で行い、まさに迫撃砲などを用いた基礎レベルから開始して様々な技能レベルを試した。

★4月10日、水陸機動団がハンセンで31MEU兵站部隊から仮想的武器訓練装置の訓練を受ける。この施設は標的に対して様々な武器を眼前に浮き上がらせ、標的の捜索や、破壊や無力化などをシミュレーションし、実際の訓練シナリオを開発するためのもの。(写真下)

(2019年8月15日)