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戦争法の実動部隊の武装パレードに抗議

 6月12日、佐世保のアーケード内で陸自と海自の合同武装パレードが行われ、佐世保原水協・平和委員会、地区労が抗議集会を開きました。急な呼びかけでしたが、長崎からも5人が駆けつけました。

 今回初めて米軍とインド海軍の音楽隊が参加し、過去最多の950人が行進しました。商店の前に立ちふさがるように多く人々が詰めかけ、日の丸の小旗を振っていました。「頑張れ」の声援を送るとともに抗議集会を意図的に妨害しする人たちもいました。初めての出来事です。

 集会で佐世保原水協の山下千秋さんは、「行進する西部方面普通科連隊は『水陸機動団』という、戦争できる自衛隊の中核として作りかえられる。戦争法成立後初めてとなる今回のパレードは佐世保市民にその認知を迫る出征パレードのような意味合いをもつ」と指摘。「参議院長崎県選挙区で西岡秀子候補を当選させ、戦争法を廃止し、自衛隊の戦地派兵を阻止しよう」と訴えました。

 長崎から駆けつけた「せんそうをさせないママパパの会」の中尾愛さんは、「私たちの合言葉は『だれの子どももころさせない。』。自衛隊員のお父さんお母さんの気持ちもそうだし、自衛隊員や米兵もそうだと思う。一生懸命子育てするのは、子どもが殺したり殺されたりするためにではない。子どもたちが幸せに暮らしていけるような社会をつくっていきたい。特別なことではなくて、戦争はしないでほしいと願って、できることを行動していきたい」と思いを語りました。

 集会参加者は「自衛隊の武装パレード反対」「子どもに銃を見せるな」「憲法9条を守れ」「日米軍事一体化反対」「隊員を戦場に送るな」などとシュプレヒコールをあげました。

(2016年6月13日)