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米海兵隊は来るな!日出生台集会

 2月7日、大分県九重町で「戦争法廃止・沖縄新基地建設反対・米海兵隊は日出生台にくるな!第11回 日出生台集会」が開かれ、九州各県から約200人が参加しました。

 衆議院議員の赤嶺政賢さん(オール沖縄1区選出)が情勢報告。「新しい日米ガイドラインの最大の特徴は平時から日米間で情報交換を行ってあらゆる世界の紛争に軍事的に対応すること。その第一歩が尖閣諸島をにらんだ宮古や奄美への自衛隊部隊の配備。情報を握っているのはすべて米国なので、日本の安全保障が米軍の勝手で動かされることになる。なんとしても廃止に追い込もう」と訴えました。
 また宜野湾市長選挙は、敗北は日米関係の総崩れにつながると危機感を持った官邸側の取り組みが、「とどめを刺す」と挑んだわれわれの勢いを上回るものだった。徹底した辺野古の争点隠しによる結果であり、出口調査では辺野古新基地反対が圧倒的多数であった。「オール沖縄」は宜野湾選挙後も団結を強めてたたかいを広めていることを強調しました。
 さらに埋め立て予定海岸で埋蔵文化財が、埋め立て土砂採取地近くでは琉球王朝時代の国道跡が見つかり、工事に着手できていない。県知事や名護市長が反対する限り、国は代執行裁判を7回も起こして勝つ以外、工事を進めることは不可能だ。これが憲法の下での民主主義、必ずストップできると参加者を勇気づけました。

 ローカルネット日出生台の浦田龍次さんは昨年の米海兵隊の砲撃弾数が平均の倍の1070発と強化される一方で情報が出なくなったことを指摘しました。前々回までは米軍指揮官が事前に説明をしていましたが前回は実施せず。また前回は公開訓練からマスコミを排除しました。特に心配なのはこれまで外出する米兵に九州防衛局職員が必ず同行したのに、それがなくなり自由外出になることだといいます。米兵と子どもたちの交流会も計画されています。

 地元で酪農を営む衛藤洋次さんは、「この運動にかかわって20年。自分のエネルギーは沖縄のたたかいと皆さんのたたかいからもらっている。自分の息子にとってのふるさと日出生台をぶれずに守っていきたいと熱く語りました。

 砲撃演習は15日から25日までの間の9日間。

追記:弾薬は10日に佐世保基地から運ばれました。

(2016年2月8日)