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輝く未来は青年の手の中に!

青年主体の「戦争法案反対」集会&デモに400人

 「戦争したがる総理はいらない!」「強行採決マジふざけんな!」「なんか自民党感じ悪いよね」——7月25日の夕刻、長崎市内の大通りを青年を中心としたコールが響き渡りました。

 集会とデモを呼びかけたのは30歳未満の青年たちでつくる「N−DOVE」。1ヶ月前は普通の若者だったが、あらゆる場面で安保法制という言葉を耳にし、その危険性に気付いた。「自分たちは人を殺したり、人に殺されたりするために生きているのではない。声を上げなければ!」と同世代の人と法案の危険性を伝えようと結成しました。

 呼びかけに応えた参加者は約400名。核兵器廃絶を求める高校生1万人署名を呼びかける活水高校平和学習部の部員の姿もありました。集会では飛び入りも含めて11人がスピーチ。

国民は安倍首相のわがままにいつまでも黙って首を縦に振るほどバカじゃない。この70年間、多くの先輩たちが守り抜いてきた平和と自由と民主主義を、次は私たち若者たちが引き継ぐ番。廃案になるまであきらめない。主権者として戦争反対の声を上げ続ける(K・T)。

戦争法案は憲法違反の法律。憲法改正ができないから解釈で変えようなんて卑怯だ。被爆地長崎の県議会で全国に最さきがけて安保法制早期可決を求める意見書が可決されたのは悲しい。誰も戦争で死んで欲しくない。もめごとはASEANのように平和的外交で解決すべき。日本国民として、過ちを犯そうとしている安倍政権を全力で止めていきたい(T・R)。

想像力をはたらかせよう。戦闘地域という言葉がある。広い海上にどうやって境界線を引くのだろう。国境だってあやふやなのに。「祈りの長崎」は「沈黙の長崎」ではない。いまこそ共に立ち上がろう。武力の上に成り立つ「美しい日本」なんて望んでいない。世界中の人たちが日本はすてきな国だねって思ってくれるような日本をつくっていきたい(S・M)。

戦争法制反対のデモがあると聞いて参加した。当たり前の日常がとても大切だと思う。戦争が始まってしまうと、日常が離れていってしまう。若い人たちに言いたいのは、知ることをやめないでほしい。考えることをやめないでほしい。考えて何かをすることでとても楽しく、幸せな平和な日常が訪れる。いっしょに平和な日常を守っていきたい(T・Y)。

私たちには二度と戦争はしないという被爆者たちの声を引き継ぐ使命がある。その声は一内閣の解釈で変えられるほど軽いものではない。長崎は海外に開かれた街。東アジアの情勢が危険になったというが、日本を訪れる人たちからはそんな気配は感じられない。ありもしない脅威を煽り、隣国との平和外交を妨げているのは安倍総理だ。武力ではなく、友好的方法で外交することが本来の政治のあり方。武装すれば相手も武装を強める。戦争に脅えながら暮らすことは平和ではない。憲法を守れない、国民への説明も尽くせない、憲法九条の価値をわからない人に総理でいる資格はない。私たちは声を上げることをためらわない。未来は私たち青年の手の中にある!(M・S)

(2015年7月26日)