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川内原発の再稼働、許さないぞ!

8・31ストップ川内再稼働!集会に参加

 8月31日、原発ゼロ長崎連絡会のみなさんと「ストップ川内再稼働!九州・鹿児島川内行動」(原発いらない!九州実行委員会の主催)に行ってきました。九州各地から1800人が集まり、薩摩川内市で開かれた集会としては、過去最大の参加となりました。長崎からは27名の参加でした。

 薩摩川内市内にはいると、道路が目にとまります。片側2車線、歩道もゆったり確保され、通ってきた道とは打って変わった広さです。これも原発マネーのせいでしょうか。

 集会では、再稼働差し止め訴訟弁護団や福島原発からの避難生活者、韓国、台湾の反原発運動のリーダーらが発言。実行委員会の代表からは、地元市民団体のアンケートで薩摩川内市民の85%が再稼働反対と回答したと紹介があり、立地自治体での変化を実感しました。

 福島から避難してきた三児のお母さんは、小学生の娘が避難先の学校に行けず、「子どもを産めなくなってもいいから福島に帰りたい」という言葉にすごくショックを受けた、原発をまた動かそうとする電力会社や政府は間違っていると訴えました。本当にその通りだと思います。

 集会後、1800人で目抜き通りをデモ行進し、アピールしました。出発の案内では、デモ隊の先頭は、市民団体の軽トラック、真ん中に社民党、最後尾に日本共産党の宣伝カーと紹介があり、原発ゼロでの「一点共闘」の広がりが印象的でした。

 事前に、右翼の街宣車が数台くると、地元警察から連絡があったそうで、薩摩川内駅前の商店街の入口で、機動隊の警備車両が10台ほど待機していました。ちょうどデモの終点と重なり、右翼が妨害してきましたが、機動隊が対応し、特に何もありませんでした。参加者からは「右翼まで使う九電はひどい。集会、デモを恐れている証拠だ」など意見がだされ、妨害に負けずがんばる決意が固まったデモになりました。

 長崎市と川内原発の距離は、100キロほど。事故が起きれば他人事ではありません。移動時間が往復9時間と強行スケジュールでしたが、原発なくしたいという思いがあふれる集会とデモで、元気と確信をもらえました。

(2014年9月1日)